根管治療・歯根破折保存治療

神経にまで達した重度の虫歯の治療~根管治療~

神経にまで達した重度の虫歯の治療~根管治療~

歯を失うことでその両隣の歯が傾いたり、咬み合っている歯が伸びてきたりと、咬み合わせに悪影響をおよぼすことがあります。また、顎の骨が痩せることにもつながります。歯の神経にまで達した重度の虫歯でも、抜歯をしないで歯の根を残す方法があります。それが「根管治療」です。

市営地下鉄四つ橋線「北加賀屋駅」より徒歩7分、大阪市住之江区の歯医者「かなざわ歯科」では、できるだけ歯を残すための手段として「根管治療」や「歯根破折保存治療」を行っています。

PICK UP 根管治療とは?
歯の中の神経や血管が入っている根管と呼ばれる細い管の中から、虫歯に浸食された神経や血管を取り除き、内部を洗浄・消毒し、薬剤を詰める治療です。

虫歯の進行段階と症状・治療法

神経付近にまで達していない虫歯の場合、「根管治療」の必要はありません。しかし、下記のC3以降の段階では、歯の根を残すために必要な治療です。状態が悪化すると抜歯を余儀なくされるケースもあります。こちらでは虫歯の進行段階に合わせた治療法についてご紹介します。

進行段階 症状 治療法

C1:エナメル質の虫歯

C1:エナメル質の虫歯

エナメル質が溶け、黒ずんでいる段階です。冷たい物がしみることがありますが、まだ痛みはありません。 虫歯の部分を削り、レジン(歯科用プラスチック)を詰めます

C2:象牙質の虫歯

C2:象牙質の虫歯

エナメル質の内側にある象牙質までおよんだ虫歯です。冷たい物や甘い物がしみるようになり、痛みも感じるようになります。 虫歯の部分を削り、インレー(詰め物)で削った部分を補います。

C3:神経に達した虫歯

C3:神経に達した虫歯

虫歯が象牙質のさらに奥にある神経にまで進行した状態です。なにもしなくてもズキズキと激しく痛むようになります。 「根管治療」をしたあと、その上にクラウン(被せ物)を装着します。

C4:歯根にまで達した虫歯

C4:歯根にまで達した虫歯

歯の大部分が溶けて歯根まで虫歯になり、神経が死んでしまった状態です。痛みはいったんなくなりますが、歯根の先が化膿して再びズキズキと痛みます。 「根管治療」で歯根を残せる場合と、抜歯を余儀なくされる場合があります。抜歯後は、入れ歯やブリッジ、インプラント治療で失った歯の機能を補います。

根管治療の流れ

STEP 1 STEP 2 STEP 3

STEP 1

虫歯菌に汚染された根管内の神経や血管をニッケルチタンファイルで取り除きます

STEP 2

根管内部に専用の器具を使って、根管の深さを正確に測定します

STEP 3

根管内部をしっかり洗浄し、徹底的に除菌します

STEP 4 STEP 5 STEP 6

STEP 4

虫歯菌に汚染された根管内の神経や血管をニッケルチタンファイルで取り除きます

STEP 5

根管内部に専用の器具を使って、根管の深さを正確に測定します

STEP 6

根管内部をしっかり洗浄し、徹底的に除菌します

ニッケルチタンファイル
根管形成の際、通常はステンレス製ファイルが使用されますが、当院では歯の神経を除去するために、ニッケルチタンファイルを使用しています。ステンレス製ファイルよりも柔軟性があるので、複雑な形状の根管にも自在に対応。歯への負担も軽減し、精密な根管治療が可能になります。 ニッケルチタンファイル

根管治療症例

根管治療症例 根管治療症例

術前

歯を支える顎の骨が溶けて、レントゲン上では黒く写っています

術後

顎の骨が再生して、黒い部分が減少しました

  • 根管治療症例
    根が感染すると歯肉にこのような出来物ができます。
  • 根管治療症例
    適切な治療によって消失します。

歯根が割れたら~歯根破折保存治療~

歯根破折とは?

根管治療を行った際に、歯に起こることがあるのが歯根破折。これは、ある日突然、歯根が割れる、またはヒビが入ってしまう症状です。歯を失う原因の多くは歯周病と虫歯ですが、歯根破折はそれに続きます。

歯根破折の原因と歯根破折の症状

考えられる原因 起こる症状
  • 残っている歯質が少ないため
  • 神経が通っていないので、栄養が行き届かずもろくなっているため
  • 金属の土台とやわらかい歯の一部にひずみが集中したため
  • 歯ぎしり・咬みしめにより過度の力が集中したため
  • 咬む力が強かったため
  • 神経を抜いて治療してある歯が急に痛み出す
  • 咬むと痛い、違和感がある
  • 被せ物が土台から外れる
  • 歯茎が腫れる

治療法紹介

破折の度合いにより2つの治療法、「口腔内接着法」と「口腔外接着再植法」があります。歯の状態が悪い場合や、歯の根が2本や3本に分かれている場合は治療できないケースも。また、歯の状態によっては、最終的には、抜歯を余儀なくされることもありますが、できるかぎり自分の歯を残すための選択肢とお考えください。

口腔内接着法

破折部分が小さい場合は、直接口腔内で接着します。破折部分を洗浄したあと、新しい歯質を露出させ、生体親和性の高い接着剤で封鎖する治療法です。

  • 口腔内接着法
    何度も腫脹を繰り返す歯肉を翻転してみると、
    根先まで破折していました。
  • 口腔内接着法
    スーパーボンドという歯の接着剤で破折部分を
    修復しました。
診療内容について